複数の業者で見積もりをとった結果、より安い方に決めるという考えは、屋根工事の場合はあまり当てはめない方がよいでしょう。むしろ、見積もりからその業者が信頼の置ける業者かどうかを確認することの方が、長期的な観点から重要になってくるのです。

まず、きちんと細かいところまで記載されているかどうかを確認しましょう。見積もりの場合、多くの人は内容よりその額に目が行きがちで、中にはどうせ内容は見ていないだろうと適当に各業者もいます。しかし、ごく簡単な屋根工事以外は、人件費、材料費、撤去費用や処分費用など、あらゆるものに金額がかかるはずで、ここを書かずに合計額だけを書いてしまう業者は、消費者に対してきちんと対応していないと受け取られてしまいかねません。

次に、その見積書が一般人から見ても分かりやすいかどうかを確認することが大切です。見積書と共に電話やメールにて説明があれば別ですが、本来は多くの人にとって関わる機会がそう多くない屋根工事は、分からないことだらけです。そういった消費者に向き合い、きちんと分からないことを分かりやすく記載してくれている業者は信頼が置けるといえるでしょう。逆に、専門用語ばかりを並べている場合、よくよく調べると不要なものだったということもなくはありません。

また、費用が二重で計算されていないかどうかを丁寧に確かめてみることも重要です。中には同じような項目で、少し言葉を変えてさも別のものであるかのように見せかける業者もいます。もちろんこのようなことをする業者は「悪徳」の部類に入るかもしれませんが。いずれにしても、見積書一つとってみても、客の不安を取り除こうとするために誠意があるかどうかが確認できるのです。